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展望

 千葉競輪場はUCI(国際自転車競技連合)基準のドーム型250バンクに生まれ変わる。

現在は2020年東京五輪後のスタートを目指し改装中。したがって今年の開設69周年千葉記念は松戸競輪場にて開催される。

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南関勢が心をひとつに

 今年も千葉勢を中心に南関が一丸となって、「滝澤正光杯」を獲りにいく。昨年の決勝は千葉4人で結束したが、佐藤博紀に優勝をさらわれた。舞台が松戸競輪場に変わっても、この大会にかける思いは不変だ。山中秀将に郡司浩平と自力は2枚看板をそろえ、追い込みも和田健太郎、成清貴之に滝澤氏の愛弟子、伊勢崎彰大と、今年も南関勢は大挙して決勝に勝ち上がるだけの戦力はそろっている。自力型はともに近況好調。山中は3月玉野から5連続で記念優出とグレードレースで高い安定感を誇り、郡司は8月小田原記念の優勝から調子も流れも取り戻した。追い込み型のなかで、ひと際気合いが入っているのは伊勢崎だ。66周年の決勝2着が最高成績。8月は松戸、富山で記念連続優出と調子を上げているだけに、今年こそ「滝澤正光杯」で記念初優勝という最高のシナリオを完結させるか。成清は南関勢で唯一、大会制覇の実績がある実力者。和田は自慢のキメ脚で2年連続の優出、そして2度目の記念優勝を狙う。

 共同通信社杯決勝で落車に見舞われた村上義弘は、地元の向日町記念を欠場。万全ではない状態で地元は走れないという判断だったのだろうが、まずは寬仁親王牌で状態を判断する必要はありそうだ。

 関東勢にもS班の諸橋愛に吉澤純平、神山拓弥と力のある選手がそろっている。吉澤は今期に入ってやや乗り切れない成績ではあるが、随所に力強い走りは見せている。松戸を走るのは2勝を挙げた2年前のオールスター以来。高い勝率を誇るバンクで浮上のきっかけをつかむか。諸橋は7月弥彦記念の優勝でようやく上昇気流に乗ったかと思われたが、8月富山記念の準決勝でまたもや落車。共同通信社杯を欠場するなど体調が気がかりだ。神山もオールスターで2勝を挙げるなどキメ脚健在。そろって勝ち上がれば強力なラインになりそうだ。

 原田研太朗も優勝を狙える機動型だ。共同通信社杯でセッティングに苦心していたが、ここまでには時間がある。成績のムラはあるが、やはり一発の破壊力は侮れない。

 北日本、九州勢はやや劣勢に思える。しかしながら、北日本は山崎芳仁の追加配分が大きなプラス材料で、菊地圭尚、坂本貴史らと力を合わせて流れを引き込みたい。九州勢は荒井崇博を軸に動ける選手は多い。

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    山中 秀将 【千葉/95期】

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    郡司 浩平 【神奈川/99期】

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    和田 健太郎 【千葉/87期】

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      • 昨年のリベンジを

      • 伊勢崎 彰大 【千葉/81期】
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      •  舞台が松戸に変わっても、この大会に対する強い思いは変わらない。「腹に力が入る。唯一、死んでもいいと思える4日間」。ただの地元記念ではない。師匠、滝澤正光氏の冠がついたレースにかける気持ちを伊勢崎は口にする。

         「去年は(準決勝で負けて)しばらく立ち直れなかった。でも、誘導だった7月サマーナイトで滝澤さんに『頑張れよ。忘れもん取って来いよ』って言われて、やらないとなって気持ちになった」

         伊勢崎にとって1年でもっともモチベーションの上がる大会。「思ったよりもエンジンがかかってない」と近況に物足りなさはあるが、それも求めるものが高いから。「勝つことが恩返し。それを優勝インタビューで言いたい」。今年こそ悲願を達成して男になる。

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    • 小原 唯志

      【茨城/101期】

       前期はA級に降級したが、パワーアップしてS級に復帰。今期初戦の7月伊東ではいきなり完全V。その後も同月前橋、8月京王閣はともに1①❺着、同月小田原記念はピンピンで準決に進出し、勢いあるので怖い。

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    • 福田 知也

      【神奈川/88期】

       FⅠ戦はコンスタントに優参していて、8月京王閣では4年ぶりの優勝もゲットした。当所は8月の記念開催で走ったばかりで、32着で準決まで駒を進めている。南関勢が充実している今節も上位進出が期待される。

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      松谷 秀幸【神奈川/96期】

    • 人気の中心は松谷秀幸

       今年はGⅠの4大会にすべて参戦し、平塚ダービーでは準決に駒を進めた松谷秀幸は格上の存在。今年の連対率は47%を誇っていて、展開に応じた自在戦で成績をまとめている。好位確保してのまくりで人気に応える。

       松谷には東日本ラインで牛山貴広が続くか。7月小松島記念で優勝、平オールスターでは2連対と差し脚好調。松谷の仕掛け次第では逆転も十分にありそうだ。

       波乱を呼べば今期S級に初昇格した原口昌平か。恵まれた身体を生かした自力攻撃は破壊力抜群で、予選は堅実にクリアしている。堤洋を連れて好発進を決めると強烈な掛かりで大駆けも。

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